50数年前大学時代にテレビで見たパプアニューギニアのゴクラクチョウの求愛ダンスを見たいがためにパプアニューギニアを2ヶ月放浪しました。当時パプアニューギニアはまだ独立していませんでした。オーストラリアから独立し急な文明化により最近は治安がかなり悪くなっていると聞いています。当時まさにテレビ局が取材した同じ木の上でコフウチョウが求愛ダンスを踊る姿を見ることができました。300mm望遠レンズしかなく、米粒のような姿を捉えるのがやっとでした。今回インドネシア領の西パプア探鳥ツアーに参加し、リベンジすることができました。場所的に予定では7種ほどのゴクラクチョウ(全39種)を見ることができる予定でしたが、5種にとどまりました。アカミノフウチョウ、ベニフウチョウ、ジュウニセンフウウチョウ、コフウチョウ、ヒヨクドリです。オオウロコフウチョウ、キンミノフウチョウのハイド(観察小屋)で何時間か待ちましたが現れませんでした。観察地までそこそこ歩くので、そろそろ年齢的にこのような探鳥も厳しくなってきているのを感じます。ゴクラクチョウ以外にもたくさんの鳥に出会いました。もう一つの期待であったトリバネアゲハには遭遇できませんでしたが、結構チョウも飛んでいました。海が綺麗で珊瑚が発達していてダイビング目的の観光客も多いです。バードウオッチングの休憩時間にのんびり熱帯の海を眺めるのが今回は癒しになりました。宿泊コテージを出て木道を散歩しているとウミガメが顔を覗かせましたが、気づいた時には気配を感じたのかすぐに潜ってしまいました。


ソロン空港到着
東京羽田空港からジャカルタまで約8時間 ジャカルタから国内線乗り換えソロンまで4時間 空港に着くと大きな虹が出迎えてくれました。予定では午前の便でワイゲオ島に渡るはずでしたが、午後便に変更となったのでソロンのマングローブで探鳥となりました。帰りも予定変更で午前便が午後便になりました。
ソロン港からワイゲオ島ワイサイ港まで2時間30分

1日目 ソロンからワイゲオ島へ









ワイゲオ島へ
定期船で2時間30分


ワイゲオ島の宿泊地は海の上のコテージ、昼食後は鳥が活動していないので、人間も休憩、綺麗な珊瑚の海をゆっくり眺めしばし昼寝です。何せ求愛ダンスを見るためには早朝4時から活動しないと見逃します。夜は夜でナイトウオッチングがあります。












ワイゲオ島2日目
観察するハイド(観察小屋)は村で管理しているようで、村の子どもたちは鳥を見つけて教えてくれます。観察日はちょうど土日で学校が休みのようで、観察の補助をしてくれました。学校のある日は、綺麗な制服に着替えて、お父さんのバイクで学校に向かいます。





アカミノフウチョウ
ワイゲオ島とバタンタ島にしかいない固有種。踊りの舞台を地上に構えるのはカンザイシフウチョウ属とアカミノフウチョウとキンミノフウチョウだけで2種のミノフウチョウは小さな若木でデイスプレイをする。






























ワイゲオ島3日目

ベニフウチョウ
ワイゲオ島とバタンタ島とガム島にしかいない固有種。目の上にエメラルドグリーンの羽が長く伸び顔飾りになっている。4枚目の写真でわかるようにこれが顔の特徴。尾羽の中央にある2枚の尾羽がリボンのようになってしっかりしたプラスチック状で長いのが特徴。時にハート型になる。メスは今回近くに見えなかった。写真は別の場所で見かけたもの。


































ワイゲオ島4日目 午後ソロン クラソウバレー(マガラフク村)へ


















クラソウバレー マガラフク村
マガラフク村は村人が管理している宿泊所のようで、電気もフルタイムでなく、空調やシャワーもありません。食事は村人のスタッフが作ってくれます。結構バードウオッチャーがいろいろな国から来ていました。順番にハイドに向かいますが、かなりの人数が入り込む場面もありました。




ジュウニセンフウチョウ
オスの腰からは12本のねじれたワイヤー状の飾りバネが出ている。求愛行動の時に、このワイヤー状の羽でメスの顔を撫でる。学名は白黒という名が付いている。オスの黄色い体色は黄色い色素をもった果実を食べ続けないと維持できなく、標本や飼育下の鳥は白黒になってしまうことから白黒という名前がついた。今回はメスが現れず、あっさりと別の踊り場に去っていった。


コフウチョウ
コフウチョウはオオフウチョウ、アカカザリフウチョウと並んで、極楽鳥という名でイメージしてされる鳥の代表格です。一夫多妻。今回パプアニューギニアのマウンテンハーゲンで半世紀前に出会って再度の遭遇でした。日本のテレビで紹介された初めてのゴクラクチョウと思われます。






ヒヨクドリ
アカミノフウチョウと並んでフウチョウ科で最小の鳥です。赤い体色も目立つが、よく見るとワイヤー状に伸びた2本の尾羽にエメラルドグリーンに輝く円盤状の羽が綺麗です。2枚目の写真で色は出ていませんが確認できます。枝葉が混み合って、撮影に苦労しました。ハイドが老朽化して登れず下からの観察になったので、首が大変でした。









村の中に宿泊施設があって、共同トイレです。雨水を溜めた水でシャワー替わり。一人が入れる蚊帳に入って、持参のタオルケットで睡眠。









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