5月に入ってライチョウ冬羽を見たくて立山室堂に出かけました。スパッツ アイゼンを準備。初日は雲一つない晴天、うって変わって2日目は荒天の予定。幸い2日午前中は時折雪が舞うがそれほど風も強くなくライチョウの行動も活発でした。それでも雪の大谷は通行止めとなりました。観光客はがっかりでしょうがライチョウ観察はできました。午後からはシンシンと雪が降り、麓はずっと雨となりました。例年になく雪が多く、雪の大谷は16mということでした。
観察初日 晴天
室堂平でウソ発見 みくりが池を過ぎ観光客が少ない場所でハイマツ奥にライチョウのカップルがいるが、なかなか外に出て来ず、かなり時間が過ぎて、やっとオス、メス共に餌をついばむため外に出てきました。オスの肉冠の赤い色、メスのつぶらな瞳が印象的でした。近くの雪渓でオス、ハイマツの上部にさらにもう1羽のオスとこの辺り周辺で4羽観察できました。肉冠はオスメス両方あって、オスでも見えない時があるようです。この日は帰りがけにメス1羽と合計5羽観察できました。
観察2日目 曇り ときどき雪
今日は天候が荒れるということであまり期待していませんでした。前日と違うコースを取り、すぐにオスメスのカップルと出会い、雪がすさぶ中で、なかなか雰囲気がある写真が撮れました。いきなり他のオスが出現、いきなり飛び立つという活発な動きが見れました。また、メスはいきなり観察するわれわれの方に近づき、間近に観察することができました。メスの肉冠もはっきり見ることができました。動きが激しく3.4羽が出現、帰りにもオス2羽ほど出会い、雪の雪渓バックに雰囲気のある写真が撮れました。最後にはかなり近づける場所に、綺麗なオスメスのカップル、しかもメスは夏羽が少し見え始めていました。
参考資料
1987年 北岳に登頂した折、出会った夏羽メスと子のライチョウ
2001年 アラスカで出会ったカラフトライチョウ
Views: 5